施術内容 すべり症

すべり症には本物とニセ物がある

「すべり症」の本物とニセ物ってどういうこと?

すべり症は、腰椎が前後どちらかにズレることにより、脊柱管が狭くなり、狭くなった脊柱管がその中を通る神経を圧迫して、足腰の痛みやシビレを起こす病気です。

このページを見ているみなさんも、足のシビレや腰痛で病院に行ったらすべり症と診断された方がいるかもしれません。

もし、すべり症と診断されているのにみなさんを悩ませている痛みの原因が、実はすべり症ではなかったとしたらどうでしょう?

病院で診断されたのに、そんなことはあり得ないと思うでしょうね。

ところが、十分、あり得るのです。すべり症の症状には、本物とニセ物があるのです!

もしかするとあなたの症状はニセ物かもしれません。

本物とニセ物では、痛みやシビレを改善する療法が異なります。ニセ物の症状なのに、本物のすべり症の療法を行っていても症状は改善しません。

すべり症に特化した【シライメソッド】

すべり症を4つに分類する

当院ではすべり症を4つのタイプに分類しています。

  1. 腰椎ねじれタイプ
  2. 神経圧迫タイプ
  3. 混合タイプ
  4. 手術適用タイプ

下記の設問に答えるだけで、あなたのタイプが診断できます。

診断結果はどうでしたか?

当院で改善できるは①~③のタイプです

それでは、タイプ別に説明していきますので、もう少しこのページを読みすすめてください。

①腰椎のねじれ タイプ

ねじれというのは、椎骨(うしろの棘突起)が10度の傾きにも満たないほど、左右どちらかにねじれているという状態です。

これはレントゲンを撮っても映りません。レントゲンでは椎骨と椎骨の隙間や前後のずれは推測できますが、ねじれまでは判断できません。

しかし、私が触診で背骨を両手ではさんで上から下になぞると、腰椎のあたりで背骨が右か左にねじれているのがわかります。

腰椎のねじれが原因の症状なのに、消炎鎮痛剤や薬、注射やリハビリなどの療法を施しでも(一時には症状はよくなっても)、すぐに痛みやシビレがぶり返してしまうでしょう。

では、症状を軽くするにはどうすればいいでしょう?

答えは簡単です。

ねじれを元に戻せばいいのです。

実際に、腰椎のねじれを確認できた患者さんにそれを正す施術(無痛で安全)をすると徐々にまっすぐになっていき、症状もよくなっていきます。

腰椎のねじれが下肢への「関連痛」を引き起こす原因に

腰椎には、その後方の左右に「椎間関節」という小さな関節があります。

腰椎がねじれると当然、椎間関節に負担がかかります。これが動き始めの痛みやシビレの原因になります。「椎間関節性腰痛」という症状です。

具体的には寝返り、起き上がり、歩き出し、体を反らしたときなどに痛みが出ます。

また、腰椎と骨盤は連動して動いているため、腰椎にねじれがあると、仙腸関節にもねじれがあるケースもあります。

その場合には、体を前に曲げたとき(前屈)の痛みも出ます。

そして、関節には「関節包」という関節を包み保護している膜があり、膜の内側では関節の動きを滑らかにする滑液が分泌されています。関節に動きが悪くなると関節包は異常を察知し、大脳に異常を伝えます。

大脳は関節包から伝わった情報を痛みとして感じます。このとき、脳は腰だけでなく足の痛みやシビレとしても認識しているのです。(関連痛は脳の “誤認識” によって生じると言われています)

②神経圧迫 タイプ

椎骨のズレが脊柱管を狭くする

脊柱管が狭くなる理由として、最初に挙げられるのは加齢です。ほとんどの人が年齢を重ねると脊椎が変形して、脊柱管も狭くなっていきます。

一種の老化現象と言えるかもしれません。そして、老化で狭くなった脊柱管をさらに狭くし、神経を圧迫する原因となるのは「椎間板の劣化」「黄色じん帯の肥厚」「腰椎すべり症」などです。

すべり症は、ずれた椎骨が脊柱管を狭くするのです。

休憩しないと歩き続けれない「間欠性跛行」が典型的な症状

では、脊柱管が狭くなり、引き起こされる症状についてお話ししましょう。

代表的な症状は「間欠性跛行」です。

ちょっと言葉が難しいですね。どんな症状か具体的に説明します。歩きはじめてしばらくすると足に痛みやシビレが出て歩けなくなり、座ったり、腰をかがめたりするとまた歩けるようになるという症状です。

休まず歩ける距離や時間は、脊柱管の狭さにより異なります。数百m歩き続けられる人もいれば、せいぜい100mがやっとという人もいます。

背中を丸めるように休憩すれば症状が緩和するワケ

歩きだしてしばらくしてから痛みを覚えても、少し休めば、また歩ける症状です。

なぜなら、脊柱管は、腰を伸ばして反りかえると狭くなり、神経が圧迫され、つらい症状が出るのです。

前かがみになると、脊柱管が広がり神経の圧迫がゆるみ、つらさが緩和されます。また、血流もよくなるのでシビレも改善され、少しラクになるのです。

ですから、歩きはじめて症状が出ても、背中を丸めるようにして休憩すれば症状が緩和して、また歩けるようになるというわけです。患者さんの中には腰を伸ばして歩くとつらいが自転車なら大丈夫とか、前かがみになってカートを押して歩けば大丈夫とか、そんな人もいます。

「本物」すべり症は腸腰筋の硬さが痛みの原因に

実は、すべり症の大きな原因となっているのが、「腸腰筋」の硬さです。

腸腰筋は、腰椎と太ももの骨である大腿骨を結ぶ「大腰筋」、骨盤内部と大腿骨を結ぶ「腸骨筋」で構成されています。腸骨筋と大腰筋のセットで「腸腰筋」です。

体の表面から触れられる筋肉ではなく、奥にある筋肉、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。

この筋肉は姿勢を保ち、歩くときには足を前に出したり、股関節から前屈したり、膝を持ち上げたりする動作を行うのに重要な筋肉です。

デスクワークなどで長時間座っている姿勢が続いたり、運動不足になったりすると、この腸腰筋が硬くなります。それも縮んだ状態で硬くなってしまうのです。

そうなると、足を引き上げる力が弱まってしまいます。ずるずると足を引きずるように歩くクセのある人、階段を上がるのが億劫な人は、腸腰筋の弱まりに注意しましょう。

腸腰筋が弱まると足を引きずり、反り腰に

また、腸腰筋が縮んだ状態で硬くなると、常に腰が前に引っ張られている状態になり、立ったり歩いたりする際には上半身をまっすぐに伸ばそうとするので反り腰になりがちです。

反り腰は腰椎に大きな負担となります。

負担が重なると骨の変形やじん帯の肥厚、すべり症を発症する原因となったりします。

たとえば、すべり症の方が手術したとしても、腸腰筋が硬いままだと反り腰の姿勢が改善されず、再発の危険性が少なからずあると言えます。

ですから、腸腰筋の硬さを取り除くことこそが、根本的な治療になると考えます。

③混合タイプ

「ニセ物と本物」両方の症状。痛みの原因が、腰椎のねじれ、脊柱管の狭窄、両方にあります。

混合型タイプの場合、当院では、腰椎のねじれ+腸腰筋の両方を施術して、痛みやシビレを改善していきます。

なぜ他の整体やマッサージでは改善できないのか?

ほとんどの整体やマッサージでは、痛みやしびれの原因を

  • 筋肉のコリ・筋膜の癒着
  • 背骨や骨盤の歪み

と考えて施術することがほとんどですが、

施術した後は血流が一時的に良くなるので少し楽になって、また元の状態に戻るということがほとんどです。

改善できない理由は、腰椎のねじれや腸腰筋の深部のこり固まりにアプローチできていないからです。

※腸腰筋はインナーマッスルでお腹の中にある筋肉なので、表面からのマッサージや筋膜リリース、ストレッチでは深部のこり固まりは改善できません。