「ニセ物」脊柱管狭窄症とは?
「ニセ物」の脊柱管狭窄症の症状
- 布団の上で寝返りを打ったり、起き上がったりしたときに痛みがある
- 座位から立ち上がるとき、痛みが出る
- 歩き始めは痛いが、歩いていると少しづつラクになる
- コルセットをつけるとラクになる
ニセ物の痛みの原因は「脊柱管のせまさ」にはない
病院での脊柱管狭窄症の診断はレントゲンやMRIを撮り、画像から慎重に判断しています。
確かに、画像では脊柱管が狭くなっているのがわかるので、それは本物の脊柱管狭窄症です。見誤ることはまずないでしょう。
しかし、痛みやシビレの原因が脊柱管狭窄症にあるかというと・・・必ずしも、そうではないケースがかなりあるのです。
MRIで脊柱管が狭くなっているのが推測できても、それが痛みやシビレの原因になっているのかまでは不明なのです。
脊柱管が狭くなり神経を圧迫して歩行が困難になったり、痛みやシビレが発症したりするのが本物の脊柱管狭窄症です。
そこで、脊柱管狭窄症が原因の痛みやシビレを「本物」、それが原因ではない症状を「ニセ物」としています。
「ニセ物」脊柱管狭窄症の痛みの原因は腰椎のねじれ
ねじれというのは、椎骨(うしろの棘突起)が10度の傾きにも満たないほど、左右どちらかにねじれているという状態です。
これはレントゲンを撮っても映りません。レントゲンでは椎骨と椎骨の隙間や前後のずれは推測できますが、ねじれまでは判断できません。
しかし、私が触診で背骨を両手ではさんで上から下になぞると、腰椎のあたりで背骨が右か左にねじれているのがわかります。
腰椎のねじれが原因の症状なのに、消炎鎮痛剤や薬、注射やリハビリなどの療法を施しでも(一時には症状はよくなっても)、すぐに痛みやシビレがぶり返してしまうでしょう。
では、症状を軽くするにはどうすればいいでしょう?
答えは簡単です。
ねじれを元に戻せばいいのです。
実際に、腰椎のねじれを確認できた患者さんにそれを正す施術(無痛で安全)をすると徐々にまっすぐになっていき、症状もよくなっていきます。
腰椎は日常のちょっとした動作の積み重ねでねじれてしまう
腰椎のねじれの原因ですが、生活習慣が大きくかかわっています。
腰椎のねじれは腰椎の4番、5番に多く見られます。4番、5番は腰椎の下方にあり、体重を支えたり、体を曲げたりねじったりするときに、負担がかかるところです。
横座り、体をねじってテレビを見る、食事やデスクワーク、日常生活でほんの少し体をねじる動作が積み重なり、徐々に腰椎がねじれていくのです。
腰椎のねじれが下肢への「関連痛」を引き起こす原因に
腰椎のねじれは腰にあるのに、足にも痛みやシビレが出る理由は「関連痛」にあります。
痛みが患部だけでなく周辺にも伝わるのが、関連痛です。痛みの原因は腰椎にあるのに、この関連痛によって腰から下肢にかけての痛みやシビレも出ているのです。
関連痛は脳の「誤認識」によって生まれる
なぜ他の整体やマッサージでは改善できないのか?
ほとんどの整体やマッサージでは、痛みやしびれの原因を、
- 腰やお尻やふくらはぎの筋肉のコリ
- 背骨・骨盤の歪み
と考えて施術することがほとんどです。
施術した後は血流が一時的に良くなるので少し楽になりますが、またすぐに元の状態に戻ってしまいます。
改善しない理由は、腰椎のねじれにアプローチしていないことです。
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西住之江鍼灸整体院でございます。