脊柱管狭窄症と間欠性跛行

間欠性跛行とは

間欠性跛行とは、腰をまっすぐに伸ばして歩いていると、足に痛みや痺れが起きてきて足に力が入りにくくなり、歩くことが辛くなります。

その時に、椅子に座ったり膝に手をついて、前かがみの姿勢で休んでいると、足の痛みしびれが楽になり再び歩けるようになる状態です。

再び歩けるようになっても、まだしばらく歩いていると足に痛みや痺れが起きてくるので、再度椅子に座るか前かがみになって休憩する必要があります。

このようになると、連続の歩行が困難になり歩くのが嫌になり、億劫になるのであまり歩かなくなって、外出しなくなるので運動不足になると、さらに悪化していきます。

間欠性跛行の原因

間欠性跛行を起こす原因は、大まかに分けて2通りあります。

神経が原因で起こるものと、血管が原因で起こるものがあります。

  • 神経が原因で起こる間欠性跛行の代表的なものは、脊柱管狭窄症
  • 血管が原因で起こるものは閉塞性動脈硬化症です。

神経性でも血管性でも、しばらく歩いていると足の痛みや痺れが起きて、歩くのが辛くなり歩けなくなり、しばらく休憩すると再び歩けるようになる症状は同じです。

神経性と血管性の違い

その大きな違いは休憩の仕方です。

閉塞性動脈硬化症の場合は、立ったままでもそのまま休んでいれば、血流が回復してくるので再び歩けるようになります。

脊柱管狭窄症の場合は、神経の圧迫を軽減するために、座るか前かがみの姿勢にならないと再び歩けるようにはなりません。

これが神経性と血管性の大きな違いです。

脊柱管狭窄症の間欠性跛行

今回は神経性と血管性のうち、神経性である脊柱管狭窄症から起こる間欠性跛行について説明します。

脊柱管狭窄症で、間欠性跛行の起こる原因は、脊柱管が狭まって脊髄神経や馬尾神経を圧迫するからです。

脊柱管で神経を圧迫する原因は3つあります

1、椎間板が神経を圧迫する場合

年齢とともに、椎間板が潰れたり割れたりと変性を起こします。そして変性した椎間板は脊柱管の方に飛び出る形となり神経を圧迫します。

ヘルニアと同じような状態になりますが、ヘルニアが髄核も一緒に出ているのに対して、変性した椎間板の場合は、老化によりその形が変わって、それが椎間が狭くなり潰れていく過程で後方に飛び出してきます。

この場合は、ヘルニアと同じように体を前に曲げると痛みが強くなります。

また、長時間座っていても足に痛みや痺れが出てきます。このような場合の脊柱管狭窄症は珍しいですが、椎間板の影響が強い場合発症します。

2、骨や靭帯が老化により変性・肥厚して脊柱管を圧迫する場合

老化によって、骨や靭帯に負担が長期にわたってかかり、それが原因で肥厚して大きくなり神経を圧迫します。

この場合の脊柱管狭窄症が最も多く、中心的な症状になります。

このようなケースで発症するのが間欠性跛行であり、そのメカニズムは、体を前に曲げる事と後に伸ばすことの脊柱管の曲がり方、狭まり方によります。体を前に曲げると、後方からの骨と靭帯の圧迫が減って脊柱管が、広がります。

腰を伸ばすと、後方から骨と靭帯が圧迫するため、脊柱管が狭窄して足の痺れ痛みが起きます。間欠性跛行は、座ったり体を前に曲げると脊柱管が広がるために楽になるのは、それが理由で起こる現象です。

3、側弯症やすべり症から起こる場合

側湾症やすべり症によって、脊柱が曲がりズレて、それによって脊柱管に曲がる力が加わり神経を圧迫します。

側湾症やすべり症では、腰を伸ばすと脊柱管が狭まりますが、脊柱管狭窄症と比べると影響は小さくなります。

このような事でお悩みの方は一度ご相談ください

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